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死神の精度 [(読書)伊坂幸太郎]





伊坂 幸太郎
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以前にDVDで映画を観てから気になっていた作品をやっと読む事ができました。

1.ミュージックが好きでCDショップに入り浸っている

2.苗字が町や市の名前

3.受け答えが微妙にずれている

4.素手で他人には触れない

そんな人が近くにいたら、それは死神かも。

死神のお仕事は対象者の死に可・否の判断を下す事。

可の判断を下されたものは翌8日目に死を実行される。それを見届けるまでが彼らの仕事。

主人公の死神が出会う6人の対象者達とは?

6編からなる短編集。

主人公の死神(千葉と名乗っている)は実に淡々と仕事をこなす。

同僚達の中には対象者達が最後の思い出を作れるように演出するものもいれば、

調査などしないで報告するものもいる。

彼は人間の死に興味はなく、あくまで仕事だという理由で関わっている、

自分の査定結果が可であろうと見送りであろうと、死は確実にやってくる。

どんな形であれ相手の人生の終わりの形には興味がない。

ただ、淡々と仕事をこなすだけなのだ。

そう言っている割には、確実に対象者に影響を与えているような気がするし、

対象者達に影響を受けていっているような気がするんですよね。

千葉の人間とは違う感覚が対象者達に何かを与えているような気がします。

1.死神の精度

2.死神と藤田

3.吹雪に死神

4.恋愛で死神

5.旅路を死神

6.死神対老女

映画は1、2、6を繋げてうまく一話の話にしてましたね。

短編といっても年月は流れているし、6篇で一話になっているんですが、

時を感じないんですよね。

死神対老女でなるほど・・・と思う。

最後が晴天で終わるのも良いですよね。

彼は最後の査定結果どうしたんでしょう。

 

 

 


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コメント 1

苗坊

こんばんわ。こちらにも失礼致します。

死神の精度、好きです。
映画は気になっていたのですがまだ見ていないんですよね。
やっぱり微妙に物語が繋がっているのが流石伊坂さん、と思います。
最後の「死神対老婆」が好きです。
by 苗坊 (2009-06-14 20:04) 

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